伝説の僧・空海に踏み入れる

2023.06.04

高野山への旅

空海が開いた真言密教の聖地、高野山。この山岳地帯には、空海が開いたお寺や、多くの弟子たちが墓を建てた「奥の院」があります。特に紅葉の時期には、山が美しく染まり、絶景の中を歩くことができます。

真言宗の魅力

空海が開いた真言宗は、密教の宗派であり、禅宗と並んで日本仏教史に大きな影響を与えました。真言宗のお寺には、それぞれの守護神がいるため、神仏習合として信仰されています。また、真言僧たちは、呪符やお守りを作る技術にも優れ、多くの人々から信仰を寄せられています。

奥の院の神秘

奥の院は、高野山の一角に位置しており、多くの僧侶たちが手にしていた、木製のロープの中を進むと、蝋燭が灯る石造りの道に入ります。道の両側には、多くの墓石が並んでおり、その中には、江戸時代に活躍した武士や有名人などの墓があります。そして、道の先には空海の墓があります。

護摩行の体験

護摩行とは、厄除けや願望成就などを願い、木の板に願い事を書き、火に投じる儀式です。高野山では、真言宗の修行として、護摩行が行われており、参加することができます。午前中に御堂でのお勉強があった後、午後には護摩行が行われます。火が燃え上がる姿は、迫力があり、心に残る体験になります。

空海に踏み入れると、知らなかった仏教の奥深さを感じ、鎮魂と癒しを得ることができます。特に、大自然に囲まれた高野山への旅は、心身ともに健康になることが期待されます。